学校長挨拶

 
 佐世保南高校は、戦後の混乱から復興の兆しを見せ始めた昭和24年、市内5つの高校を統合して新たに開校し、今年度、創立75年目を迎える県下有数の伝統を誇ります。校訓「自彊自律」「和敬禮節」に込められた想いは「進んで自らを鍛え律し、他者には優しく礼儀正しく」であり、本校の前身である旧制佐世保中学校と高等女学校の校訓・教えが明治時代からそのまま引き継がれています。卒業生は3万2千人を超え、地元佐世保はもちろんのこと、日本だけでなく世界で活躍されており、まさに長崎県を代表する学校です。  校内には緑も多く、四季折々に素晴らしい景色を醸してくれます。そんな環境の中で生徒たちは学習や行事・部活動など様々な活動に日々取り組んでいます。部活動では男子バレーボール部、女子バスケットボール部などは県内トップクラスの実力を持ち、文化部でも邦楽部が全国大会に出場するなど、20を超える部活動で生徒たちの生き生きと活動する姿が見られます。また本年度「文理探究科」が開科いたしました。様々な体験や研修をはじめとする魅力あるプログラムで、知的好奇心や探究心を刺激し、将来にわたり学び続け、成長し続ける生徒の育成を目指します。  校訓である「自彊自律」「和敬禮節」の精神を受け継ぎ、道徳観、倫理観を持って社会に貢献し、将来、地域や日本を担い、リーダーとして活躍できる生徒を育てるために、職員はもちろんのこと、柏葉会、育友会そして地域の皆様と協力して教育活動に散り組んでまいります。
 
                                         令和5年4月                        長崎県立佐世保南高等学校 第28代校長 古賀 巖